佐賀県感染症情報センター
咽頭結膜熱(プール熱)
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【佐賀県の状況】
 平成28年第23週(6/6〜6/12)の患者報告数は増加(42名→44名)し、定点当たり患者報告数は1.91となりました。
タオルの共用は避け、手洗い等の励行で予防に努めましょう。
 

【全国の状況】(IDWR通巻第18巻第21号より)
 感染症法に基づく全国約3,000ヶ所の小児科定点からの報告によると、平成28年第21週(5/23〜5/29)の患者報告数は2,316名、定点当たり報告数は0.73となりました。


 咽頭結膜熱(プール熱)とは?
   咽頭結膜熱は、発熱(38〜39度)、のどの痛み、目・結膜の炎症を主な症状とする 小児の急性ウイルス性感染症です。
   プールを介して流行することも多く、プール熱と呼ばれることもあります。

病原体
 アデノウイルス(主に3、4、7型)            
                               
症状
○ 発熱、頭痛、食欲不振、全身的なだるさ
○ 咽頭炎によるのどの痛み
○ 結膜炎による結膜の充血、眼の痛み、涙や”めやに”、普通の光が眩しいなどの症状が3〜5日間持続します。
○ 頸部特に後頸部のリンパ節の腫れと圧痛があることがあります。
診察イラスト○ アデノウイルス7型は乳幼児、高齢者、免疫機能低下等の基礎疾患のある人では重篤な症になることがあります。

潜伏期
 5〜7日。

流行時期
 通常、4月末〜9月末まで流行が続きます。

好発年齢
 小児、特に5歳以下。

感染経路
 せきなどによる飛沫感染、水泳プールの水を介しての感染およびヒトからヒトの接触や共通のタオルを介しての接触感染です。ドアの把手、エレベーターのボタン、階段の手すり等、患者が触れたものから感染する場合があります。

予防
 感染者との密接な接触を避けましょう。
 うがいや石鹸を用いて流水で十分に手指を洗いましょう。
 プールを介しての流行に対しては、水泳前後のシャワーを励行しましょう。
 消毒方法は、エタノール(80% 10分以上)、器具に対しては煮沸や次亜塩素酸ナトリウム(0.05〜0.1% 30分以上浸漬)が有効です。通常、臨床で使用される70%イソプロパノールには抵抗性があり注意が必要です。


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